田部家は、なぜ山林王と呼ばれるようになったのか?
私たち「株式会社たなべたたらの里」の前身である「田部家」は、
最盛期には約25,000ヘクタール(大阪市と同じ面積)の山林を所有していた、山林大地主でした。
このことが、ドキュメンタリーとして放送されたことで【山林王】と呼ばれるようになりました。
田部家はなぜ、こんなにも広大な山林を所有することになったのでしょう?
その理由は、西暦1460年までさかのぼります。
田部家の初代 田辺彦左衛門(このときはまだ「田部」ではなく「田辺」でした)が、
「たたら製鉄」を生業とした事から始まりました。
「たたら製鉄」とは日本で発展した製鉄法で、
田部家も西暦1460年から1921年までの約460年間、島根県の吉田村(現:島根県雲南市吉田町)を中心に取り組んで参りました。
吉田村のある奥出雲地方は、和鉄の全国生産量のうち8割を生産していたとも言われ、
質・量ともに日本一の鉄の生産地でした。
「たたら操業(たたら製鉄を生産する技法)」と一口に言っても、
村下(むらげ)と呼ばれる鋼を作る人だけでなく、山の木を世話する人、
炭を作る人、砂鉄を取る人、牛馬の世話をする人、鋼を運ぶ人、船を動かす人、
農業をする人など、とても多くの人がその仕事に携わっています。
たたら事業は単に鋼を作るだけの仕事ではなく、非常に裾野の広い事業でもあったのです。
その中で町や村が形成され、
当時の吉田村には「たたら製鉄」に従事する人やその家族、約1万人が暮らし、活況を呈していました。
※現在の島根県雲南市吉田町には「田部家土蔵群」や「山内生活伝承館」を見学することができます。
当時のまま残っている建物もあり、たたら製鉄で栄えた町の様子が伺えます。
たたら製鉄には大量の木炭と砂鉄が必要となります。
森林面積に換算すると、1回の操業につき1ヘクタール(サッカーコート 1.4面分)もの山林が必要だったとも。
そのため、たたら製鉄で使用する木炭と砂鉄を安定的に保持するために、
次々に山を買い、山林の所有が増えていったのです。
その結果、私たちは山林を守る責任を持ち、植林作業をするなど、山林と共生する道を歩んで参りました。
簡単ではありますが、これが、田部家(現・株式会社田部)が【山林王】と呼ばれる由来です。
そして、その【山林王】が育てる軍鶏を【山王軍鶏】と名付けました。
島根県奥出雲の山麗が育む清らかな水と空気のおいしい土地で、これからも、元気いっぱいの鶏さんと暮らしていきます。
「たたら製鉄」で栄えた山々の中で育つ山王軍鶏。この歴史ある土地で力強く大きく育ってもらいます。
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