TATARA Project

PROJECT

たたらプロダクト開発

日本古来の製鉄「たたら吹き」でつくられた和鉄。
日本刀の材料としても知られる素材は刀匠をはじめとした一流の職人の技、
最新の技術との出会いで現代にあった新しい価値に生まれ変わります。

和鉄から生まれるプロダクト

かつて奥出雲で生産された鉄は、千石船に乗せられ日本全国に届けられていました。現代においても、私たちの鉄は多彩な形で命を輝かせています。地元はもとより全国の職人や技術者、デザイナーとの交流により、さまざまなプロダクトが誕生。こうした製品を通じてたくさんの方に鉄にふれていただき、たたらの歴史や文化を感じていただければ幸いです。

日本古来の製鉄法

私たちのふるさと島根と、そこに住まう人々に恵を与えた、製鉄の〝炎〟。その文化を絶やすことなく灯し続け、未来へ届けたいー。大地の恵みである砂鉄と木炭を、土で築いた炉に時間をかけて投入し、燃焼させる製鉄法「たたら」。これにより、純度の高い鉄が精製されます。日本古来の知恵と技で生み出された和鉄は、すべてのプロダクトのもととなります。

刀鍛冶の鍛錬

独特の輝きを放ち、現代では美術品として世界的に価値が高まっている日本刀。その美しさと強さは、高い技術を持った職人によって生み出されるもの。田部のプロダクトの素材となる和鉄も、日本刀の匠が鍛錬します。魂を込めて何度も叩き、伸ばされ、焼きを入れられた鉄は、不純物が排出され、日本刀のごとき強度としなやかさがもたらされ、製品をつくる一流の鋼材になります。

最終加工

刃物職人、金物職人、パター職人、研磨職人…。日本全国の職人が、持てる限りの技術を駆使して最高の製品に仕上げます。製鉄、鍛造、鋳造、最終加工、幾通りの工程を経てつくられた鉄製品。ただそこに存在するだけで、日常に洗練された美を添えます。
数億年の歴史を刻む大地の営み、千年の時を経て受け継がれるたたら、未来に続く匠の技ー。手で触れ、使う、唯一無二の喜びをぜひ。

玉鋼を元に、職人やデザイナーがもたらす新たなプロダクト。