令和7年6月5日に、嶋袋商店様との記念植樹を開催しました。
山陰合同銀行様とのごうぎんビジネスマッチングによって、嶋袋商店様とのご縁をいただき、200tのオフセットクレジット契約を結びました。
嶋袋商店様は、廃棄物を100%リサイクルする事業を展開しているほか、子ども食堂や障碍者施設への寄附など、SDGsの取組をされております。この度のJクレジットの購入についても、田部グループ山林への姿勢に共感いただき、地方への貢献をしたいという思いと共に、購入下さいました。
記念植樹会場は、晴天に恵まれ、気持ちの良い風が吹き、鳥たちが歓迎しているかのようにさえずる中、木版の贈呈式とヒノキの植樹が行われました。
ヒノキの木言葉は「威厳」で、嶋袋商店様を表す木を、わたしたちの方で選定致しました。
ヒノキを植栽し、土をかけるときには「大きくなあれ」と声をかけ、苗の成長を皆で祈願しました。
「木を守り、生かし、生命の循環を守りたい。」を信念として環境負荷の低減に向けた事業活動を行うユダ木工株式会社様が田部グループのオフセット・クレジット(J-ver)を50t-Co2カーボン・オフセットされました。
「山からいただいている木材を大切に使わなければならないと改めて思った」と湯田社長様。
加工された板材を扱われるユダ木工様が加工前の木がどのように扱われているのかを学ばれたいとの思いから、簡易架線集材機械のスイングヤーダで、倒した木を数十メートルの長さに張った架線ワイヤーで引き上げる操作体験をされました。 大きな木を引き寄せるのはとても迫力があり、カッコイイと仰られていました。
ワイヤーをつける位置やワイヤーの長さによって木の動きが違ってくることの説明を受け、実際に集材用のワイヤーをつける体験もされました。
若手が現場で即戦力として活躍している姿を見て刺激を受けたと評価していただきました。
「山にお返しをしていきたい」「若手がリーダーシップを発揮しチーム作りができていてすごい」「高い責任感を持って活躍していると感じた」などのお言葉を戴きました。
令和5年12月20日 緑の少年団活動 育成功労者賞を受けて、丸山知事へ受賞報告に伺いました。
吉田中学校様からは植樹活動や、里長による吉田の未来についての講演、もりふれクラブを講師に招いた紙漉き体験の報告をされ、
弊社からは、なぜこの活動支援を行っているのか、里長の思いを交えて報告をしました。
活動支援を始めたきっかけは、小規模校だと予算が少ない上に、地域の力が弱まってきており、中学校の活動も限られてきました。今までの活動の火を絶やさない為にどうすればよいか、当時の吉田中学校様と雲南市職員からご相談があったためでした。
弊社は「山がきれいになれば、きれいな水が川に注ぎ、海に注がれる。そして、水蒸気となり、雨となり、また山へ降り注ぐ。山は水を育み、空気を作るという大切な働きを持っている」ことを生徒さんにお伝えしてきました。
具体的にはフィールドの提供や、各技術の指導(植え付け方法、間伐、下刈等)を行っています。
吉田中学校の皆さんには、緑をまもり、育てる活動を通して、ふるさとを愛し、人を愛する、豊かな心を持つ人になってもらいたいと願い、活動支援をしています。
丸山知事からは、「林業にしても、農業にしても、水産業にしても光合成によって生み出されています。山が持つ、循環する力を引き出すのが林業です。今後も、山を守っていってください。また、吉田中学校と、たなべたたらの里が地域全体で取り組んでこられたからこその、稀なW受賞だと思います。おめでとうございます。」と、お言葉をいただきました。
吉田中学校様のHPでも生徒会活動の様子が投稿されています。リンクを載せていますのでぜひご覧ください。
また、ベンチ作りについての投稿もありますので、こちらもぜひご覧ください。
第46回全国育樹祭が茨城県で開催され、その併催行事として「全国緑の少年団活動発表大会」にて、
弊社が「緑の少年団育成功労者」表彰を受けました。
吉田中学校は緑の少年団活動をしており、弊社はその活動支援を行っています。
全校生徒で田部の社有林に植樹をし、植樹した箇所を草刈鎌を用いて下刈体験をしたり、間伐体験をしたりしたほか、たなべの杜で設計・製材された材を組み立ててベンチ作りを行ってきました。
また、座学では森林のはたらきや、林業のサイクル、樹種の見分け方、林業道具の今昔、人と森との関わり方についてお話をしたり、吉田中学校の皆さんと一緒に、森との関わり方を考え、アイデアを発表してもらいました。そのアイデアは「森の中や、竹林内でのカフェ」「山の中でヤギや羊を育て、乳しぼりなどをする」「木のおもちゃを作る」「インスタ映えする場所をつくる」など、色とりどりの案が発表されました。
体験と座学を通じて、
『森をつくり、育て、木を使わせていただく』という循環を、
吉田中学校の皆さんと共に学んできました。
このような、令和2年から続く活動が総合的に評価されてこの度の受賞につながりました。
全国育樹祭に参加したこと、また、吉田町という地域と関わる中で、少子高齢化が進み、地域を維持する力が落ちてきていることを実感しています。
そんな今、たなべたたらの里が地域にどんなことをしていくのか、できるのか。
そんな問いを改めて突き付けられていることを感じました。
※緑の少年団育成功労者表彰とは、緑の少年団の活動を支援する個人・団体に送られる賞のこと。全国緑の少年団活動発表大会で企業が表彰されるのは今回が初でした。